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●講習会に出てくることば「これな〜に?」辞典

 パソコン初心者の多い講習会では、専門用語はなるべく使わないで、やさしい日本語で言いかえて、わかりやすく説明するように心がけています。
 ただ、「ベースボール」を「野球」とは置き換えられても、「ストライク」はうまく言いかえることができません。
 もともと海外で生まれ、世界中で発達してきたコンピュータの用語を、すべてやさしい日本語に言いかえることはむずかしい面もあります。
 この「これな〜に?」辞典はそんな講習会にどうしても出てきてしまう「ことば」を厳選して、解説した辞典です。

»基本操作編

上書き保存(うわがきほぞん)
 文書を修正して、同じ名前の文書名で保存することをいいます。それに対して、元の文書はそのままにして、修正した文書を別の名前で保存するときは、「名前を付けて保存」を選びます。
クリック (click)
 マウス(Mouse)などのボタンを「カチッ」と押してすぐに離す操作をいいます。
 単に「クリック」というときは、内側のボタン(通常は左ボタン)を押して離すことをいいます。これはメニューやオブジェクトを選ぶときの操作になります。イヌの鳴き声は「バウワウ」、ネコは「ミアゥ」、ニワトリは「クルックドゥードゥ」などを「擬態語」と言います。日本語で「カチッ」という音が「クリック」と聞こえるから不思議です。→マウス操作の基本
ダブルクリック(double click)
 クリックを2回続けて行うこと。「開く・実行する」といった操作を行うときに使用します。
ドラッグ
 drag。外国人の前では控えめに「ドゥラッ(グ)」と発音しましょう。マウスを押したまま動かす操作をいいます。「範囲の選択」や「移動」、「図形の描画」など意外とこの操作はいろいろなところに登場します。

»基礎用語編

アイコン
 パソコンに保存された文書ファイルやフォルダ、プログラムなどを大きさの決められた小さな絵で画面上に表したもの。
 クリックすると選ぶことができ、ダブルクリックすると(文書ファイルやフォルダを)開いたり、(プログラムを)実行することができる。
アットマーク
アットマークの位置の図 単価記号に使われる記号「@」。電子メールアドレスでは、ユーザー名と所属・組織表示の区切りに使われる。
アドレス
 メールやホームページなどの所在を示す文字列を言う。それぞれ「電子メールアドレス」「ホームページアドレス」という。
インデント
 ワープロソフトなどで文章の行頭や行末で字下げをすること。タブや空白でこの調整をすると、文字の訂正があったときに位置がずれてやり直す必要があるが、インデントを使えばこの位置ずれを防ぐことができる。ワードでは、左インデントはツールボタンが用意されている。
エンター
 文字の確定・入力、改行、メニューの実行などに使われる「Enter」と書かれたキーボードのキー。講習会では「曲がった矢印のキー」などと言い換えることもある。
重い
 ネットワークの接続速度やパソコンの動作が遅くなること。
カーソル
 単に「カーソル」という場合、文字が挿入される位置を表す「文字カーソル」をいう(点滅する細い縦棒=縦書きのときは横棒)。本来はマウスの位置や状態を画面上に表示する矢印などのマークをいうが、まぎらわしいためこれらを「マウスポインタ」と呼んで区別する。
コピー
「コピー機」のように一気に印刷まではしません。パソコンに文字や絵を記憶させることをコピーといいます。これを文書の他の場所「貼り付け」て利用します。コピーしたものは、パソコンの電源を切ったり、新しくコピーすると簡単に消えてしまいます。
シフト
 キーボードの上の段に刻印(こくいん)されている文字を入力するときに押したままにします。機械式のタイプライターでは、実際に印字バーが「がちゃん」と押し上げられます。
スタートボタン
 画面の中の「ボタン」は指で押さえるんじゃなくって、マウスで「クリック」するためのものです。画面の左下に「スタート」と書いてあるところが「スタートボタン」です。ここからいろいろなメニューを出して選ぶことができます。
スペースキー
 キーボードの中央下にある何も書かれていない少し横に長いキー。「空白キー」などとも言う。自然に構えたときに左右の親指で押しやすい位置にあるため、「変換キー」の代わりに使われることが多い。文字入力ができる状態のとき、スペース(空白、文字あき)を入力することができる。
立ち上げる
 パソコンの電源やソフトを使える状態にすることを「立ち上げる」「起動する」などという。
バックスペース・キー
 カーソルの左側の文字を消す(右側に文字があれば左に詰まります)機能を持ったキー。むかしむかし電動式のテレタイプでは、このキーを押すと修正液が直前の1文字分塗られて文字を打ち直すことができました。一度打った文字の上にスペースを挿入するという意味でこのキーが「バックスペース・キー」と呼ばれるようになりました。「Back space」または「BS」などと書かれています。たいていは「エンター・キー」の上に配置されています。
フォント
 「書体セット」のことをいう。本来サイズの揃えられた活字のセットをさすことばだったものが、パソコンの普及と共に変化したもの。従来は「タイプフェイス(デザイン)」として区別されていたが、今ではほとんど区別していない。
プロバイダ
 インターネット接続業者のことをいう。
プロパティ
 「もの」を表すときに「項目名=値」といった値の集合で表すことができる。「岸本みゆう」に対して「性別=男」「年齢=20歳ウソ(^^;」・・・というふうに。項目の値を変更するために使用するメニューのことをいう。
矢印キー
 文字入力のとき、「カーソル」を移動するための「←↑↓→」の4つのキー。「カーソルキー」とも言う。
横文字
 パソコンやってるとやけにワケのわからない「横文字」が登場しますね。もともとパソコンそのものが外国生まれで外国で発達してきたものですから、ある程度はガマンしてくださいね。講習会ではできるだけ易しい日本語に置き換えられるものは置き換えて説明しています(「白い矢印」とか「色の付いた上の部分」とか)。

»できれば講習会では避けたいことば

 以下に記しているのは、ついうっかり(笑)講習会の講師が口にしてしまうけれど、初心者を対象にした講習会ではできれば使いたくないことばです。自戒の意味を込めて記します。
 ただし、これらのことばの中にはたいへん重要なことばも含まれています。何かの参考にしていただければ幸いです。

アプリケーション・ソフトウェア
 ソフトのうち、プログラムそのものをさすことば。ワープロソフト、表計算ソフトなどのプログラムのひとまとまりとなる応用ソフトウェアをいう。これらのソフトを使って作成した書類(ファイル)をダブルクリックすると、ソフトが自動的に起動するようになる。
オーエス
 オペレーティング・システム。OS = Operating System を略したことば。コンピュータを操作するためのファイルやメモリの管理、接続されているハードウェアで使用するデバイスソフトウェアの管理、ユーザーインターフェイスの提供などを行う基本ソフトウェアをいう。ウィンドウズはOSのひとつ。
オブジェクト
 本来単に「もの(Object)」を表すことば。たとえばワードで図形を選ぶときに「オブジェクトを選択する」という言い方をすることがある。
クロスハッチ
 ナンバー記号「#」。船の甲板の蓋、航空機などの入り口を「ハッチ」と言います。ハッチには滑り止めまたは強度を保つために縞模様をつけておくことが多い。その模様に似ていることからつけられた名前。シャープ記号「♯」とはまったく別のもの。
サーチエンジン
 Yahoo! JAPAN (ヤフージャパン), goo (グー)など、他のホームページを検索する機能を持ったサイトをいう。
サーバー
 ネットワークで使用される情報の発信または中継を行うコンピュータまたはソフト。サーバーを使用する方式のネットワークでサーバーに接続するコンピュータをクライアントという。サーバーとクライアントを区別しないネットワークの方式も存在する。
システム
スパイウェア
ポイント
 pt. = point。文字のサイズなどを表すときに使用する単位。1インチの72分の1。インチ・サイズの違いにより、アメリカ・ポイントとヨーロッパ・ポイントではわずかに長さが異なる。パソコンのソフトのシェアはアメリカ製のものが圧倒的に多いため、アメリカ・ポイントが一般的である。1ポイントは、約0.3527mm。
ユー・アール・エル
 URL = Uniform Resource Locator を略したことば。主としてホームページアドレスを指し示すことば。その表記方法をいう。「http:」は HyperText Transfer Protocol の略でファイル受信の方法を表す。

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